神奈川県内で起きたガス点検を装った強盗事件に関与した疑いが強まったとして、大阪府内の別の強盗事件で府警に逮捕された男(29)を28日にも神奈川県警に移送する方針を固めたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。容疑が固まり次第、神奈川県警が再逮捕する。 男は東京都など複数の同種事件の関与もほのめかしており、警察当局は関東を中心に相次ぐ点検強盗事件の全容解明に向け本格捜査に乗り出す。 捜査関係者によると、男は大阪府藤井寺市で8月に発生した点検強盗事件に関与したとして強盗容疑で府警に逮捕された。調べで、東京都、愛知県、神奈川県の計5件の同種事件に関与したとの供述をしていることが判明。警察当局はこのうち神奈川県で発生した事件に関与した疑いが強まったとみて、28日にも身柄を神奈川県警に移送し、本格的に取り調べる方針。 ガス点検を装った強盗事件は今夏以降、関東を中心に続発。被害者は高齢者が多く、警察当局は振り込め詐欺などを行っていたグループがこの種の強盗にくら替えしたとみて警戒を強めている。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース